SOKA薬王のBlog

SOKA薬王のBlog

伝統の2月

【神奈川での若き日の先生のエピソード  1999.4】


先日、先生は神奈川に3日間行かれました。みんな第一線で戦っていて忙しいからと、代表の方とのみ懇談されました。(3月27日)しかし、「本末究竟等だから代表の方と会うことが、みんなと会うことなんだ。またそう捉えていただきたい」と指導されました。



(3月29日付聖教新聞)この神奈川指導の折りに、Y・Iさん(81歳)のことを配され、「どうしているかな? 元気かな?」と幹部に聞かれました。現在、平成6年にご主人は亡くなりましたが、周りの学会員の方々に守られて、元気に副B担として活躍されているとの報告があり、先生は大変に喜ばれ、一首の御歌を詠まれました。


『偉大なる鶴見の母を 忘れまじ 長寿と幸せ 祈る日々かな』


神奈川指導の翌日、本部に Y・Iさんがお礼に来られ、その時、先生とのエピソードを教えていただきました。昭和25年入信、先生は鶴見に来られ、当時、Y・Iさんはお子様も無く、ご主人と大変貧乏な生活をされていました。鶴見支部に来られた22歳の池田先生をみて、「なんとさわやかな、そして確信あふれる方なんだ」と、ご主人と共にったそうです。




そして、先生に「我が家に来て下さい」と申し上げたところ、早速、家庭訪問に来て下さった。来て先生はビックリされたとう。あまりの貧乏、あまりのボロ家である。しかし、その我が家に来て下さった。はじめて来ていただいた時、あまりにも、みすぼらしい我が家だったので申し訳ないとじていたそうです。




次に来られた時、先生からまんじゅうをいただいた。「さあ、食べて下さい」と言われたが、「もったいなくて食べられません。ご壇にお供えします」と主人が答えると、「それでは、3つお供えして、2つは食べましょう」と言われ、まんじゅうをいただいた。中には本当のあんこが入っていて、本当に美味しかった。


先生は真冬の、ある寒い夜にも来て下さったことがあります。その時は大変寒い時だったのですが、先生はコートを着られていらっしゃらいませんでした。先生は、近くまで車で来られて、コートを車の中に置いてきたので、着て来られなかったのだろうとっていたのですが、あとで当時の支部長(森田理事長のお父さん)に伺ったところ、先生は戸田先生が事に失敗し、一番困っている時で、給料も無く、コートも質に入れて、戸田先生に尽くしている時であることを聞き、大変な中を我が家に来て下さったのだと、申し訳なくいました。


またある日、京浜急行の踏み切りで、近所の鶴見市場で、腐りかけた魚のアラをバケツに入れて、電車の通り過ぎるのを待っていると、先生が「Y・Iさん」と手を振って寄って来られました。当時、Y・Iさんは安い魚のアラを餌にして、養鶏を営んでいた。私のそばに来ると臭くなるので、遠慮していると、栄養失調のガリガリの棒みたいな私の手からバケツを取り上げ、「私が持ってあげるよ」と一緒に家まで運んで下さいました。




その当時、Y・Iさんはあまりにも貧乏だったので、「本当にこの信で幸せになれるんでしょうか」と先生に尋ねられると、先生は半紙を示され、「この信は絶対だよ。Y・Iさん、ここに半紙がある。半紙を毎日重ねていくと、一ヶ月や半年ではたいしたことないが、15年、20年と毎日積み上げていくと見上げる高さになるでしょう。信も同じです。真剣に戦った人、いいかげんで中途半端にやった人とは、大きな違いがでるよ」と。「信は15年20年の節でみていくんだよ」と言われた。


真面目に戦い切った時、20年という節で見れば因果は明確です。今回の神奈川指導でも冥益、冥罰のことが出ていましたが、あの時も同じ指導であったそうです。そして翌年の冬、7回目の家庭指導が行われた時、「Y・Iさん、忙しくてもう来られなくなるかも知れない。でも、これからも頑張るのだよ。何があっても頑張るんだよ」と激励されました。




その時はわからなかったのですが、その後、戸田先生の命をうけて、蒲田支部に行かれ、あの伝統の2月の淵源となった、蒲田支部幹事として蒲田支部をA級支部にされた、その時期だったそうです。


最後の家庭指導の時、「信は絶対だよ。必ず10年、20年たったとき幸せになるよ」と再度、指導をされました。今、何不自由なく生活できるのも先生のお陰です。財務も毎年○○○○続けています。あれから50年になります。世界中の方々を相手に戦われている中、私ども一人を配して下さり、もったいない限りです。

                                                                                                          • -


今月は伝統の2月闘争!そして今日、2月1日は牙城会結成記日。

自分との闘争と捉えて、行動する!