詩
「現実の自己をふりむけば、たわいもないことでくよくよしてしまう。
力もない小さな自分かもしれない。
いつもこんなはずではないと思いつつも、何もできない自分かもしれない。
だからこそ成長しなければならないのです。
あなたの成長を待っている人がいる。
あなたのやさしさを待っている人がいる。
私はあなたの気づかぬあなたを知っている。
あなたにはあなたにしかできない使命がある。
自らの人生で何に命を使うかを決定することを使命という。
現実の世界には、こんなことがあっていいのだろうか、こんな人がどうして…なぜ自分がこんなに悩まなくてはいけないのか、といった思いが交差しているといえる。
しかし、あなたよ、それがあなたの生きている世界の出来事なのだ。
人がどうであろうと、結局はあなた自身の問題なのだ。
現実から逃げるのは簡単、時間はあなたの思いに関係なく冷酷に過ぎてゆく。
あなたよ、私は信じている。あなた自身の人生に幸があることを。
あなたよ、たじろぐな。
あなたよ、もう泣くまい。
もし泣くならば、友のために、人のために、人生の応援の涙を流そうではないか。
そんなけなげな一途な姿に、友は感じ、人は感じ、あなたを心から信頼する。
あなたの生き方に、人は自らを振り返り、ほのぼのとした春を迎えるだろう。
さわやかな青春の風をうけ、あなたは微笑を見せてくれる。
あなたの笑顔に、人はあなたのやさしさを感じる。
苦しく、辛いときがあるかもしれない。
しかし、あなたがいる限り、あたたかな世界があることを忘れてはならない。
私はチャップリンがたまらなく好きだ。
チャップリンの生き方に、やさしさの厳しさ、苦しさがある。
やさしさとは、人知れず尽くすことなのだ。
ここに、あなたの現実の世界でなさねばならない、具体的なことがあるのだ。
もみじ舞うさわやかな夕日の時、感傷的になり、人恋しくなるかもしれない。
夜、しばれる道を一人歩くとき、思わず立ち止まり、崩れそうになるかもしれない。
あなたよ、断じて負けてはならない。
私は、あなたがこの世に生きている限り、守る、尽くす。」
「若き友に贈る」
僕は 必ず人間勝利の詩(うた)を うたってみせるから
親友よ! 君も自分の悲しみに負けず
君の生活の課題を 立派に乗り越えてくれ給え」