SOKA薬王のBlog

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「若き友に贈る」16


境」2/2


冷酷無残な仕打ちにあったとしても
何ものをも憎まず
超然たる人生の姿勢で
私は 一生を送りたい

春になれば 花が咲く
その根深ければ必ず人生の幸せが
開くことを信じて
私は 太陽を受ける

正直に言うと
君の清貧の生活の中に
自身の宮殿の住まいを
築いていることを忘れないで
今日も励んでくれ給え

いままでの地盤に 僕はとらわれない
新生の根で戦えば
いつか壮大な地盤が構築でいるからだ

最悪の危惧があっても
私は 逃避しない
大勢の人々のために 運命を達観して
野獣の如く 原野に挑むであろう

今日の望みは
容易に達せられないとしても
明日の世界の新が冴え
富士の山が
僕には 黄金に輝いている

たとえ理解を絶した環境の中にあっても
私は 春の花の微風を忘れず
時の到来を信じて
今日も戦うのだ

スランプがあっても
その病気を 僕は
忍耐と進歩という薬で癒してみせる

侮辱する人がある
しかし それは彼自身がとどめを刺して
自らをしめていることを
知ってもらいたいと
私は 今日も悠々と
頑健に進むであろう

不運なのか 今日も淋しい
一日のようにみえるが
僕は 最後の勝利を信じているから
決して悔いがない
あの悲憤 あの悩があったから
今日の大いなる激の凱歌を
勝ち取ったことを
君よ 共に謝するのだ