SOKA薬王のBlog

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「週刊読書人」7


「既成の権力に抗して創価学会は戦う集団であり続けてほしい」



【編集部】
田原さんが、その時じられた疑問というのは何ですか。



【田原】 
創価学会というのは既成の権力と戦うことがエネルギーとなっている。ところが今の公明党自民党と一緒になって、つまり政権与党になっている。言ってみれば権力と戦わない、権力の味方になっている、これは衰退じゃないかという聞き方もしました。げんに、後に公明党イラク戦争を認め、イラク自衛隊を派遣することも認め、或いはアフガン戦争でイージス艦がインド洋に出るのも認め、自民党憲法改正にも大きな反対はしない。


どうも今までの権力と戦う公明党と変わったようだ。それを成熟というかたちで言ってもいいけども、これは変質したんじゃないかとうと言ったら、変質していない、と真剣に言ってました。


我々は自民党と合わないところは断固として戦う、と。自分達がいることが自民党が右旋回、或いは非常に便直して政治を行うことを止めているんだ、と。連立したからこそ自民党に対する影響力も強くなった。変質していないと言い切った。


創価学会はやっぱり戦う教団であってほしい。自民党との政権与党が長く続くと与党ボケになる恐れもある。みんなが攻めじゃなくて、守りの集団になる。これは危ない。やっぱり創価学会の一番のポイントはこの本にあるように、「勝つ」ということ。「勝つ」とは何か、それは既成の権力と戦って勝つことで、これは断固堅持してほしい。