「週刊読書人」6

【編集部】
それに続けて、田原さんはインタビューで、どういうことを聞かれたのですか。

【田原】　
そこで「これから創価学会は一体どうするんですか、成長が止まるんじゃないですか」と問いたら、

「そんなことはありませんよ、これからが我々の時代です。というのは、世の中は豊かになった。豊かになったけど、一番肝心の心が貧しいんです。心の荒廃が色々な事件を引き起こしている。我々は心をいかに豊かにするか、ここがこれからの狙いで、今こそ、我々の時代だと思う」と言うんですね。

池田氏の言った「今こそ我々の時代だ」という言葉は非常に理解できる。このときは新進党の時代で、公明党と自民党との連立の前ですが、その後に会った時、僕は一つ疑問に感じたことがある。