SOKA薬王のBlog

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「週刊読書人」8


【編集部】
本書の第三章には、創価学会が激しく選挙で戦った結果、池田氏を始めとする二十一人の学会員が公職選挙法違反に問われた「大阪事件」などについても書かれ、第七章と第八章は池田氏が一九六八年に学生部総会で「日中国交正常化」を提唱したことが紹介されています。そして第九章では大学紛争が激しい時代に強い反対にあいながら、池田氏創価大学の開学を推進したことが報告されていますが、『池田大作の軌跡』と題するこの本を読まれたうえで、最後に池田誉会長や創価学会に望まれることは何ですか。



【田原】 
かつて池田氏は、日中国交を回復すべきである、と提言した。今こそ、この時代にどうするべきか、世の中から大反発を受けるような提言をやってほしい。普通の人間は情の部分と理の部分があるんです。リーダーになると情を切り捨てるんです。小泉さんが良い例です。彼は情の部分、つまり仲の良い友だちをポンポン斬っていく。だからあの人は非情になったんですよ。


情でいく人と理でいく人と二つのタイプがリーダーにはあるが、池田氏は両方持っている。普通は情と理を持っていると曖昧になるが、曖昧にならないようにしているんですよね。だからそれが戦いであり、「勝つ」なんでしょうね。守りになってくると、曖昧になる。言語明瞭味不明になる可能がある。そこを頑張ってほしいといます。創価学会は戦う集団であり続けるように池田氏に今こそ頑張ってくれと言いたいです。



週刊読書人」1-8 おわり