SOKA薬王のBlog

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一千万遍の唱題で宿命転換1


「大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず、


法華経の行者を諸の菩薩・人天・八部等・二聖・二天・十羅刹等・千に一も来つてまほり給はぬ事侍らば、上は釈迦諸をあなづり奉り下は九界をたぼらかす失あり、


行者は必ず不実なりとも・智はをろかなりとも・身は不浄なりとも・戒徳は備へずとも・南無妙法蓮華経と申さば必ず守護し給うべし」
(御書1351〜1352頁)


−−−『K.Eさんの信仰体験』−−−

 私の母は、小学校の時から信しており、18才の時岐阜県の電気もない山奥から名古屋に就職してきました。就職先の社長の子が父です。恋が芽生え二人は結婚したいと社長に話しましたが、大反対されたのです。


「何万という女の子の中から、なぜ目が不自由で(母は小さい頃から目が不自由で真っ黒い大きな眼鏡をかけていた)、片親で、創価学会に入っていて、山奥から出て来た得体の知れない女の子を選ぶのか」と言われました。


父はあきらめきれずに一年後くらいにもう一度頼んだところ、社長は「結婚するなら次期社長としての仕事もなくなるし、財産も与えないし、戸籍からもはずす。それでもいいか」と言われ、二人はなんと駆け落ちをして結婚しました。


名誉も地位もなく、生活を始めた所が四畳半の部屋でした。こんな貧乏のどん底で生まれたのが長女の私で、二人の弟も次々と生まれました。二人は仕事もなく、まんじゅうを箱に詰める内職をして暮らしました。


私が物ついた頃は両親の愛も冷めかけ、働けど働けど残るのは疲労と空腹だけで、五人で一合のご飯を食べ、おかずは内職で詰めているおまんじゅうのはみ出したあんこでした。


私が「あんこがおかずなんていやだ。気持ち悪いよー」と言うと、母は「あんこをご飯とうから気持ち悪いんだ。おはぎといなさい」と言って食べさせました。


結婚するためだけで入信した父は、そのうち御本尊様を見るたびに「この紙切れがあるからうちは不幸なんだ。大体おまえと結婚したことが不幸の始まりだ」と言って母に殴る蹴るの暴力をふるい、御本尊様を何度も破ろうとし、捨てようとしました。


そのたびに母は御本尊様を守ってきました。