鍛錬
- 作者: 木村達雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/03/17
- メディア: 単行本
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本当に素晴らしいものに出会ったとき、人は変わる。何事か深いものを成し遂げようとするときに必要な精神と肉体のたゆまざる修業。90歳を超えて今なお、鍛錬を続ける人間の持つ年齢も力も通り越した驚くべき力。
そんな技なんかより基礎、とくに足腰を鍛えるのだ。
枝葉のようなことばかり夢中になる。基礎を徹底的にやるのだ!
今の人たちはすぐ頭で考えるが、体でできるようにならなければいけない。
意志の弱い人はだめだ。自分に負けてしまう人はだめだ。
努力しないで何もつかめるわけないでしょう。努力が絶対に必要だ。
何年か習えばうまくなるというものでもない。人が強くしてくれるわけではないのだ。(略)相手をやっつけてしまうという精神にのせてやるのだ!結局は魂と魂の戦いになるのだ。気の弱い人はいくらやったって、いざとなると手も足も出なくなってしまう。
人間にとって体を動かすのは本当に大切な事だ。
頭だって体の一部だから、体を動かさないと頭の働きだって弱くなってくるのだ。
体を鍛え続けると体が変わってきて、新しい考えが出てくる。
結局健康であるという事は原点であり一番大切なのだ。
「私は臆病だから」なんていう事を公表してはいけない。今の考えではそれは正直であると評価されるかもしれないが、そうではない。その時点でその人の気力はなくなってしまうのだ。人間だれだってこわい所、弱い所があるがそこをグッとこらえて言わぬようにしているうちに気力もでてくるのだ。
何でも質問すれば良いというものではない。
自分でやっていかなければ良いものはでてこないのだ。
努力して苦労しなければ強くならない。
戦いだって気力が一番大切だと言っているでしょう。
最後は魂と魂の戦いなのだ。
整体を習い始めたころ影響を受けた本。