2008-01-09 移りゆく教養 その他 独り言 SP 08/01/09 読書のページ書評より 「移りゆく教養」 著者:苅部 直 「教養」が「政治」と不可分なものだということだ。むろん、ここでいう「政治」とは狭義の政党政治の意味ではなく、人々がよりよい社会を構築していくために自身を社会化していくというニュアンスを指す。 多様な人々がお互いに交流し合い、他者の見解を理解し、自分の考えを表現していく。どうやらその基盤となってゆく知恵や判断力が「教養」というものの本質らしい。 そうなると、教養とは単なる知識の集積ではなく、むしろ言葉の海を泳ぎ切ってゆく力量ということにもなる。その「知の基礎体力」を作り上げるために、やはり良質の哲学書や歴史書、文学作品に触れていくことが重要になってくる。 いまさらながら、教養のなさを実感(泣) 今年は良書に触れ、知恵や判断力を養おうと決意。