太田昭宏「真っ向勝負」1
- 作者: 太田昭宏
- 出版社/メーカー: 鳳書院
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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■はじめに■より抜粋
「太田さんの好きな言葉は何ですか」
政治の世界に身を置いていると、こんな質問を受けることが時折ある。私がよくお答えするのは、次の三つである。
「庶民の側に立つ」
「浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり」
「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」
中略
私は京大時代、相撲部に所属していたが、頭からぶつかる押し相撲をたたき込まれた。「引かば押せ。押さば押せの押し相撲」が我が部の伝統だった。どんな強敵にも攻め抜いていく精神をつちかったが、何も相撲だけのことではない。勉学、読書、仕事などすべてにおいて、真正面から挑む姿勢を自分に課してきた。この生き方は政治家となった今も変わらない。過去の「負の遺産」の清算と二十一世紀の日本の創造という変革期にある今こそ、困難な課題に「真っ向勝負」で挑んでいきたい。
平成十五年五月 太田昭宏