「池田大作という人 その素顔と愛と生き方」4
イバラの道をこえて「愛の鼓笛隊」
新聞だけじゃなかった。週一回の聖教が順調にすべりだして半年ほどたったころ、 池田青年はまた大変な新アイデアを思いついた。 このアイデアのヒントを出したのは、その頃学会の女子部の若いリーダだったM子さん。
「私は音楽が好きです」と、ある会合の席でM子さんは池田青年に言った。「他にも、音楽をやりたいって言う仲間が何人かいます。仏法の勉強も大事だけれど、学会の中でみんなで音楽をやる事が出来たら、雰囲気がいっそう明るくなるんじゃないかと思うんだけど・・・」
聞いたとたん、池田青年の胸には、ひとつの光景がひらめいた。 大勢の少女達、若い女性達のはつらつとしたパレード。 「生命」そのものを象徴するような明るい演奏。
会員みんなの平和と幸福への戦いを励ますように、 その美しいパレードが、いつも学会の先頭にたって突き進んで行く・・・。 「それはいい、すばらしい。・・・・・やろうじゃないか!みんなの力で世界一の鼓笛隊をつくりあげようじゃないか!」
池田青年は叫んだ。聞いていた女子部員達は飛びあがった。 ヒントを出したM子さん自身、せいぜい同好サークルくらいのものを 考えていたのに、池田青年の心を通過した瞬間、 それはたちまち”世界一の鼓笛隊”のイメージに成長してしまったのだ。
創価王道 小野さんより頂きました。
「ありがとうございます」